戸建て住宅の場合、このケースで木造三階建てを建てるなら、約百二十平方メートルの床面積を得られます。これは、同価格帯のマンションの倍近くにもなります。さらにいえば、この百二十平方メートルとは、大きな収納スペースを除いての数字です。戸建住宅でしか不可能なくらいの大掛かりな収納スペース(天井収納、床下収納など)の具体的な設計方法については本文で述べますが、これを仮に三十平方メートルとしたら、実質百五十平方メートルの家を手に入れたことになります。この数字を見て、きっと驚く方も多いでしょう。たとえば今、都心に二百平方メートルのマンションを買ったらいくらになるでしょうか。「億ション」は間違いないとしても、一〜二億では難しいかもしれません。三一五億が妥当でしょうか。つまり、マンション価格の約十分の一で、同等かそれ以上の一戸建て(もちろん土地所有権込み)の家を実現させてしまおう、というのが眼目なのです。費用も、土地取得費、建設費合わせて約五千万円ですが、もちろんそれ以降、地価、建設費用ともに下落していますから、これから同じような家を建てる場合、経済的にも有利に働くでしょう。
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