インターネット住まいガイドBlog

新たな着地点の模索

2011.10.07

環境のもとであれば、消費者は買い急ぎする必要はない。それだけに、多少値引きされても動かない。実際、郊外のマンションでは2割、3割の値引きが当たり前という状態になっても、依然として完売は遠く、売れ残っている物件が多い。それがほんとうに自分たちのニーズに合致した住まいで、安心して購入できる予算内の物件でなければ手を出さない。価格だけではなく、住まいの内容、業者のサービスなど、さまざまな面で納得できないと購入しない。短期的には第2のバブル崩壊を克服できたとしても、長い目でみれば、世帯数の減少、高齢化の進行などが必至であることから、いつまでも拡大再生産を続けることは難しくなるだろう。絶対数では縮小均衡を図りながら、そのなかで単価の引き上げ、新市場の開拓などによって活路を見いだしていく必要がある。それができない限り、何とか第2のバブル崩壊を克服できたとしても、いずれは第3のバブル崩壊を招く可能性が高い。しかも、それは需要と供給のアンバランスといった一時的な問題ではなく、需要者の絶対的減少という構法的問題を含んでいるだけに、今回以上の深刻な事態に陥ることになるだろう。住宅余りという現実を考えると、不動産業界はそうした新たな着地点を見つける必要がある。

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